第一回でSさんが台湾の花嫁を勧めてくれた理由は「台湾の男女は結婚しても共働きが基本。大人だけの家庭なら、ご飯は屋台で済ませちゃう。奥さんが料理しなくて構わない」から。「地方にもよるけれど、屋台は毎日朝から夜遅くまで出ていて、何でもある。自宅で作るより安いし、便利!」たしかに 魅力的です。
それでも子どもが生まれると、話は少し変わってきます。台湾のお母さんは漢方を食事に取り込んだ、いわゆる薬膳料理で子どもの健やかな成長を手助け。「例えば受験生には、頭がスッキリするような漢方薬の入った料理を作ってくれます」Sさんのお母さんは、週に2回は薬膳を出してくれたそうで、Sさんのしなやかさの秘密を垣間見ました。
食生活について、来日してしばらくは「どれもこれもしょっぱい。ラーメンのスープにも、お水を入れて薄めないと食べられなかった」とSさん。「しょっぱいのはもう平気になったけど、今でも和菓子は甘すぎて苦手」だとか。でも「日本のケーキやパンは本当に手が込んでいて高級感がある」と絶賛です。
↑東京ミシュラン
そしてSさんが「東京大好き」と声を大にするのは「各国料理が本場そのもののようにおいしい」から。「イタリアンもフレンチも台北にもあるけれど、東京のほうがずっとおいしい」「いろいろ食べられるから、すごく幸せ」。同感ですね。〔水無月〕
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